旅の出逢い〜シェムリアップのアンコールツリースクールで出逢ったソクホン〜

こんばんわ!つばさです!
今日は旅での出逢いについて書きます。
カンボジアのシェムリアップで出逢ったソクホン。

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ソクホンとの出逢いはカウチサーフィンから始まりました。

カンボジアでカウチサーフィンをしようと思ってサイトを見ていると、宿泊しつつ、学校で先生のボランティアができるソクホン宅を発見!

もともと、海外の教育施設でボランティアをしたいと思っていたので、すぐにメッセージを送信しました。

そして、ソクホンのところに泊めてもらう事が決まりました。

ソクホンの学校でのボランティア期間は本当にかけがえのない経験になりました。

ちなみに、ソクホンの学校は授業料を貰わない形で運営されていて、フリースクールの形をとっています。

ボランティア期間中、ソクホンに質問してみました。

『なぜ学校を作ったのか?』

すると、ソクホンは答えてくれました。

『ソクホンが学校を作った理由は自分が小さい時にお金がなくてちゃんと教育を受けれなかったから。
だから、貧しい子どもでも勉強ができるフリースクールを作った。
お金を貰わないので、もちろん教えている時間は収入がない。
だから、月曜〜金曜は学校で教えて、土日に働いている。

学校を始めた当初は屋根しかない状態だったので、学校を作るボランティアを自分で募集して、ボランティアに来てくれた人と子ども達と協力して学校を作った。

ようやく1つの教室ができて順調に進み出した頃、学校に通う子どもが多くなりすぎて、教室が足らなくなったから増築することにした

また、学校建設のボランティアを募集して教室を作り、今の学校がある。

言語を教えるのは、英語や日本語が話せる人と話せない人の月給に大きな差があるから。

このフリースクールでしっかり勉強して、しっかり稼げるようになって、家族を養える!そんな人になってほしい。』

と答えてくれました。

この話を聞いた時、凄く感動したし、何て言って良いのかわからなくなりました。

そして、ソクホンの過去の経験全てから作られたこの学校に自分ができる援助をしたい!と思いました。

僕らがボランティアに行った時も、
机が足りない
教室の木が痛んできて張替えが必要
学校の土地の家賃
日本語の先生のボランティアがあまり来ない
など、多くの問題を抱える中で運営されているこの学校。

現状を踏まえた上で、僕たちがこの学校やソクホンに対してできることはないか?と考えた結果、学校の机を1つ寄付することにしました。
そして、継続的な支援として、日本語先生のボランティアがあまり来ないという悩みを少しでも解決できるようにしました。

今までソクホンは英語でしかボランティアの告知をしてなかったので、日本人がこのボランティアと出逢う確率がかなり低いように僕は感じました。
だから、日本語でボランティア募集の記事を作りネット上で拡散し、
アナログな戦略だけどシェムリアップにある日本人ゲストハウスに貼るようのボランティア募集の広告を作り、貼らしてもらいました。

現在僕たちの声掛けで日本語の先生のボランティアが9人来てくれる事が決まりました。

学校から嬉しい報告も入ってきました。
『もともと日本語の勉強をしてたけど、仕事が忙しくて辞めてしまった生徒が日本人が教えてくれるなら!とまた授業を受けに通学し始めた!』

僕たちの行動が少しでも良くなる方向へ進む手助けになれば!と思うと同時に、現地で手伝ってくれている人やボランティアに参加してくれる人に感謝の気持ちでいっぱいです。

ソクホンとの出逢いは、僕にとってとても大きかったと思います。
それは、僕自身が『学校(塾)を作って子供達を指導したい!』とか『授業料は0にして誰でも通える学校(塾)にしたい!』とか考えていた事を実践してたから。

自分がしたいことをしてる人との出逢いは本当に大きな刺激になります。

それと、同時に実際に学校を始めた後に、その学校を継続していくことの難しさも感じました。

ソクホンが話してくれた事以外にもソクホンが悩んでる事がたくさんあると思うし、当事者じゃないとわからない苦しみがたくさんあると思います。

この経験から
『始める事は、継続する事より簡単だ』
と感じました。

多くの問題が生まれることを承知で、自らの求めているものを始め、その事業を継続していきたいと強く感じた経験でした。

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