はろー、あゆみです!!
今朝、なんかめっちゃ寒気がして目が覚めたんで、iPhoneの天気でキエフの気温確認したら・・・
-5℃でしたw
あかん、もうそろそろ移動せな!!ヨーロッパにさむ〜い冬がやってくる・・・
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チェルノブイリ原発見学ツアーもいよいよ終盤です。
チェルノブイリの記事についてはこちらもご覧ください。この記事は、これの続きです。↓
チェルノブイリ原発事故現場に行ってきた〜予習編〜
チェルノブイリ原発事故現場に行ってきた〜前編〜
チェルノブイリ原発4号機の見学が終わり、次に向かったのは、プリピャチ村というところ。
ここは、原発から3kmしか離れていない村です。原発が稼働していた頃は、ここに原発関係の開発者、研究者、職員、そしてその家族が5万人近く住んでいました。
原発の職員用の街だったので、1970年と比較的新しい街です。
1986年4月26日の事故以降強制退去させられた街なので、16年間ととても短い街だったんですねー。
メイン道路と言われる道を進んでいきますが、見ての通り、木が生い茂りアスファルトもガタガタ・・
人が住まなくなるとここまでも衰退してしまうんだな・・・という感じです。
ここ文化センターの中に入って見学しました。
なかは、窓ガラスが散乱し、壁も剥がれ落ち、THE廃墟って感じです。
希望に満ち溢れてたんだろうなぁという壁画を見ると悲しい気持ちになります。
映画館だったところもこの廃れっぷり。ちょっと残った座席がまた悲しい・・・
文化センターを抜けて、遊園地へと向かいました。
この遊園地は、原発事故の5日後、5月1日のメーデーに合わせて開業する予定だったところです。
が、結局開業することもなく、廃墟となってしまいました。
すると・・・ここで急にガイガーカウンターがビービーいう音が聞こえてきました!!
この村に来てから、だいたい0.20μSvぐらいだったから完全に忘れてました。
アスファルトがめくれた土の部分。ここにガイガーカウンターを近づけたらみるみるうちに値が上がっていく!!
10μSv近くにまでなりました。
29年経った今でも土壌汚染はなくならない・・・そう思った瞬間でした。
そして、またもやガイガーカウンターが鳴りました!!
しかも今回はアスファルトの上!!
値がどんどん上昇し、なんと15μSv越え!!!
ガイドによると、ここの地下に核廃棄物のようなものが埋まっているのではないかということでした。
ほんと、ホットスポットって急に現れるから、怖いです。
そして、ガイガーカウンターを持っていなければ気づかないという恐怖。
何気なく立ち止まったところが実はホットスポットで、そこに1時間もいれば自分が浴びる放射線量がどうなるのか・・・考えただけでも恐ろしいです。それだけ放射能は目に見えなくて危険なんです。
そして、ここはメーデーに向けて作っていたと思われる政治の宣伝用看板。時代を感じますねー。
プリピャチの街は、晩秋になるとリンゴがたわわに実っていたみたいです、ってまさに今やん!!
でも、絶対手に取っちゃダメだし、食べちゃダメ!!
続いて向かったのは、プリピャチの競泳用のプールがある施設。
ここの時計は、事故があった1:23で止まっていました。
水が入ってない飛び込み用のプールってめちゃめちゃ怖いやん!!
上で立ってるつばさと比べても深さがハンパない!!!
プールの見学も終わり、いよいよ最後のスポットです。
ガイドが・・・「今からビールが美味しくなることをするよ」と言ったので、もしや・・・と思いましたが・・・
「今から320段昇るよ」
やっぱりー!!
途中、家具とかが散乱してて歩きずらかった・・・。ほんとここの人たちは、3日分の食料だけを持ってここをあとにしたんだなぁ・・・ていうのを実感。
そして、屋上に着いたー!!
あんなに賑わっていた街も、人が住まなくなるとこうやって自然に負けてしまうんだね・・・
空気中の放射線的には、プリピャチの村は本当はもう住めるんだと思います。
でも、汚染された土壌がある限り、ここに住むのはちょっと危険かもしれないです。
これは、福島でも言えることで、福島の原発近くの村も、空気的にはもう放射線は大丈夫な値なんだけど、汚染された土壌をどうにかしない限り、住むのは難しいんだと思います。
降りるとき、住宅の中をちょっと見学。
だいたい2LDKや3LDKの部屋が多かったです。ほんと子供を産み、育てていくところとしてはいいところだったんだろうな・・・。
最後に、チェルノブイリ村に戻って、ランチタイム。1人6$の追加オプションです。
なんかめっちゃちゃんとしたコース料理みたいなん出てきましたw
ここの食材は、キエフでちゃんと放射線測定してるから安全なんだって!!
ちなみにこの席で一緒になったロシア人のツアー参加者の彼は、なんと原発でできた村出身なんだって!!
オブニンスクっていうモスクワからちょっと離れたところにある村なんだけど、自分の村とプリピャチ村の置かれている環境が似てるから見学に来たらしい。でも、原発事故があったら第二のプリピャチになるかもしれないって思うとどんな気分なんだろう・・・。
そして、ご飯も食べお腹いっぱいになったらまた来た道を車で2時間半かけて戻り、ツアーは終了。
19時過ぎに終わりました。
ガイドのおっちゃん(名前忘れた)、ありがとう!!大充実した1日となりました。
今日浴びた放射線量の合計は、つばさ・・・2mSv、あゆみ・・・3mSvとなぜか私の方が多いですが、これは飛行機に1時間半乗ったのと同じぐらいなので、問題はなさそうです。
こんな感じでだいぶ勉強になり、重かったツアー。最後に、一言感想です。
あゆみ
実際29年前に起きた原発事故現場を目の当たりにして、私は福島がすごく不安になりました。
多分、原発付近に住んでいた人たちはもうそこに住むことはできないんだろうと思います。そして、奇形生物の増加と生まれてくる子供の染色体異常、そして甲状腺癌の増加。これは昔のチェルノブイリでも起こってたことで、今まさに福島でも起こっています。放射能は目に見えないからこそとても怖い。それを身をもって体感しました。
事故があった時にこんなリスクが伴う原子力発電をなぜまだ行っているのか、意味がわかりません。放射性廃棄物の捨てる先もなかなか見つかってないというし・・・。今回のツアーで、原子力発電について深く学べて、私は絶対反対派だな、と思いました。
つばさ
まず初めに、今回見学したチェルノブイリ原発事故現場とその近くの街プリピチャに行ってみて、これは日本の福島が将来辿る道だと感じました。
福島原発事故現場付近の立ち入り禁止地域は、おそらくこれからずっと人が住めず、ゴーストタウンと化すだろうし、自然がどんどん成長し、このツアーで最後に見たような景色になるだろうし。
そして、30年経ったとしても汚染された土壌や汚染水によって人が住むことができない状態が続く。
それに、ずっと止めることができない原子力発電所から出てくる汚染物に悩まされ、廃棄する場所を探すも見つからず、何の保証もないけど海の中に放出している状態で、なおかつ日本では福島の事故は完全に過去のものとなり忘れられている状態。
これは本当にまずいと思います。
実際に行ってみてガイガーカウンターが鳴ることでしか、わからない放射線がとても怖かったです。
ツアー中、もしガイガーカウンターを持ってなかったら、知らず知らずのうちに放射線濃度の高い場所に行ってることもあるだろうし。
もし福島原発事故後、汚染されているけど立ち入り禁止地域に設定されていない場所で、子供が泥遊びをしたり転けて怪我してしまった場所の土がホットスポットだったら・・・どうなるかは容易に想像つきます。
福島原発事故は原子力発電についてしっかりと考える機会を提供しているのに、うまく活かせていない感じがするし、チェルノブイリという先例があるからその事例を基に、もっと起きた事故に対する取り組み方についても検討されるべきだと思いました。
芸能人の結婚とか浮気より絶対重要な問題だと思う。。。
本日もご愛読ありがとうございました。
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