ニイハオ！つばさです。
2019年9月に行ってきました、中国の大連・旅順旅行の2日目について書きます。
初日の日本→大連→旅順への移動と観光についてはあゆみがかきましたので、
そちらを御覧ください！！
水師営や白玉山からの旅順港の景色はなかなか感慨深いものがありました。
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中国2日目。
この日は本当は203高地に登って、旅順港を見るスケジュールでしたが、
天気が悪るくなる予報でしたので塹壕と博物館や各名所周りに切り替えました。
まずは塹壕へ。
ホテルの前にいるタクシーに声かけて60元(900円くらい)で往復してもらうことで交渉しました。
移動中にドライバーが中国語でいろいろ話しかけてきて、たぶん現地では30分時間をあげるから
30分経ったらタクシーに戻って来てね！って言ってるんだろーなと思っていたら、急に電話かけだして
私に電話を渡してきました。
英語での会話だろうと思い、「Hello!」と言うと「こんにちわ！私日本語話せます！」と返答がありました。
日本語で、現地に到着した後の流れを確認して、電話をドライバーに返しました。
日本語話せる人にわざわざ繋いで確認する感じがすげーなと思いました。
電話で話したりしていると、塹壕に到着しました。
ここは、「坂の上の雲」とかで日本人が大量に死んだとされている場所です。
日本陸軍が奉天など内陸に攻めようとしていたところ、日本海軍が旅順港から出てこないロシア艦隊を
大西洋側のバルチック艦隊が到着するまでに殲滅する為、旅順を大陸側から攻めるよう陸軍に依頼し
陸軍が大量に特攻のような攻撃を掛け、機関銃で無残に散っていった場所です。
今から私達が見に行くのは、ロシア側の陣内です。
各場所に下の写真のようなどんな場所か？を示す表札があるので比較的理解しやすかったです。
中国語は漢字なので、なおわかりやすいです。
ここから堡塁の写真を数点紹介します。
司令室として使われていた場所
ロシア兵の宿所として使われた場所
このようなトンネルもありました。
堡塁を見ていると、以前ベトナムで訪問したクチトンネルを思い出しました。
いろんあ記憶が蘇るなーと思いました。
興味がある方クチトンネルの記事もどうぞ！
クチトンネルは総合エンターテイメント施設だった（笑）
私の記憶では、この堡塁を突破する作戦を中断し203高地へ攻撃目標を変更して奪取。
その後、203高地の上に砲台を建設し一斉放火。
海軍・陸軍ともに殲滅したあとこの堡塁も制圧したように記憶しております。
制圧後に日本人が作った塔もあったので、写真を取りました。
日露戦争になんとか勝利し、一番ノリに乗ってた時代です。
このモニュメントの横には大砲や機関銃の模型が置かれてました。
日本人を大量に殺した砲台一緒に写真を撮り
若干不謹慎ですが、発泡している感じで写真を撮りました。
その後、恐らく銃撃戦があったのであろう塹壕内部の壁を見ました。
弾痕がかなり生々しかったです。
私達はボスニアでも弾痕を見たのですが、その時の感じをここでも思い出しました。
その当時の記事はこちら↓
内戦の痕跡が残るサラエボにやってきた！
以前はこの部分の堡塁の中にも入れたようですが、NHKで坂の上の雲をやってた時のブームが終わった後は
もう入れないのか、入り口が完全に閉まってました。
最後にこの堡塁の全体図を載せておきます。
この後ホテルに戻る予定でしたが、たまたま次に行こうとしてた博物館の近くを通ったので、
横で降ろしてもらいました。
この博物館は満州国時代の刑務所を博物館にした場所で、当時の収監施設や日清・日露以降の資料が残ってました。
余談ですが、この博物館や2日目に回った博物館を通して中国すげーな！と思ったことがありまして、
それは博物館が全て無料だったことです。
この点は日本も見習うのもありだなーと思いました。
博物館見学に戻します。
博物館の中はこんな感じでした。
収監施設はこのような感じ。
アメリカのアルカトラズ島のような感じでした。
アルカトラズ島の記事はこちら↓
アメリカ横断キャンピングカーの旅・5日目〜サンフランシスコでアルカトラズ島観光〜
この刑務所には満州に対して反抗している人が収監されており、対象は中国人・朝鮮人はもちろんですが、
日本人も対象だったようで、3つの言語に対応した規則が記されてました。
収監されている罪人を率いてクーデターを計画していた人を拷問する機材がおいてある部屋もありました。
クーデターを行おうとした人のようです。
その他、罪人を監視する台や
増築した収監施設
ここには上に監視窓があり、恐らく銃を持って監視してたんだろーなと感じました。
収監されていた方たちの労働施設もありました。
手袋などを作っていたようです。
賃金体系を書いた表がありました。
他にもいろんな施設があり、以前の写真を展示したとこもありました。
次に行った場所では日清戦争後くらいからの年表が飾られてました。
3国干渉
当時の国力を模した風刺画
日露戦争の旅順閉塞作戦で亡くなった広瀬の写真
旅順閉塞作戦の写真
広瀬は軍神と書かれてて、本当にすごい人だったんだなと感じさせられました。
旅順を攻めている際に亡くなった乃木将軍の息子に関する資料
日露の海軍トップ
昔使われた機雷
203高地から旅順港を覗いている姿
旅順港が見えるか？を児玉が確認した際に児玉がいた高崎山
203高地から見た旅順港の様子を記した地図
児玉と乃木の写真
日露戦争後の両国の対談
満州国を設立した際の記念碑
なかなか濃厚な施設でした。
いろいろ資料見れて嬉しかったです。
他にもいろいろ施設があって、中国の革命家がたくさん飾られた棟もありました。
安重根
そこには日本と中国の事件が記された年表もありました。
下記の点が勉強になりました。
伊藤博文を殺害→安重根の犯行
関東大震災の時に祟り的な理由で満州で中国人・韓国人を生贄にしていた。
学校ではあまり真面目に勉強してなかったので、いろいろ参考になりました。
雨も降ってきたし、かなり頭がお腹いっぱいになったのでタクシーで宿方向へ帰り
昼ごはんを食べました。
こんな感じのごはん屋さん。
中華マジで美味いです。
中休みした後は、旅順博物館や旧日本人街へ。
1人1元(15円くらい)で乗れる市バスで移動します。
途中に酒とめっちゃ書いたとこがあったので、あゆみがもれなく写真を撮ります。
ちょいちょいある可愛い置物の写真を撮りつつ、旅順博物館に到着。
旅順博物館
旅順博物館も無料では入れました。
中はこんな感じです。
宝塚的な感じがしました。
ここで旅順のどんな資料が見れるのか？と思っていましたが・・・
普通に文化的な資料館って感じでした。
歴史が見たかったのに・・・・
ちょっとだけ写真撮ったのでどうぞ
始皇帝と書いている注釈に惹かれて撮った写真
（おーキングダムだ！！って感じでした。）
中国感ある皿
この部屋の先に中国人のミイラがありました。
これはかなり感動しました。
その他、宗教的な置物が。
こんな銅像あるんだ！！って驚きが隠せなかったやつ。
表面
裏面
思わず両面から写真撮ってしましました。
最後の銅像がある意味一番驚愕でしたね。笑
旅順博物館の前にはこのような塔がありました。
これは中国とロシアが仲良かった時に作られた塔らしいです。
旅順博物館の後は、近くにあった砲台を見たり
旧日本軍の本部を見たり
大和ホテルを見に行ったりしました。
今日はかなり勉強になった1日でした。
夜の締めくくりは餃子！デフォルトが20個らしくめっちゃ皮が厚くて美味しかったです。
なんとかスマホの翻訳とボディーランゲージでビールをゲット！！
夜には僕らの部屋でまえてぃーと一緒に飲みました。
明日はついに203高地に登ります！
めっちゃ楽しみだー！！
本日もご愛読ありがとうございました。
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