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フィリピン留学中に韓国人の友達と話したこと〜兵役と慰安婦問題について〜

ハロー!つばさです。
今回は留学中に韓国人の友達と話した事を書きます。
僕の学校は韓国資本だったので、韓国人がたくさん学校にいて、ルームメイトも韓国人でした。

みんなめっちゃいい奴で、一緒に生活してて楽しかった。

せっかく仲良くなったからと言う事で、韓国と北朝鮮の国境に行った時に興味を持った兵役について、僕が韓国人の友達に聞いた話と、友達から慰安婦問題についてどう思う?って聞かれた時の話をしようと思います。

韓国と北朝鮮の国境に行った時の記事はこちら↓
韓国と北朝鮮の軍事境界線(DMZ)に行ってきた〜韓国と北朝鮮のリアルな関係が見れた〜前編
韓国と北朝鮮の軍事境界線(DMZ)に行ってきた〜韓国と北朝鮮のリアルな関係が見れた〜後編

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まずは、韓国の兵役について。

תרגיל גדודי קרקל

韓国人の男性には2年間の兵役に従事する義務があります。
この兵役を乗り越えないと一人前と認められず、正社員として仕事に就くこともできません。
多くの人は、高校卒業後か大学在学中に休学して兵役に就くようです。

兵役の話は3人の友達から聞いて、概要・環境面に関して・兵役のメリットの順番で書こうと思います。

まずは、概要から。

兵役中は4つのパート(1パート6ヶ月間)があるようで、入隊後最初の6ヶ月間は猛烈に厳しい部隊に参加し、全くプライベートなしの生活を送るようです。

殴る蹴るとかも普通で、先輩には逆らえない状態らしいです。
その後少しずつゆるい部隊に移動して、最後の6ヶ月間は少しは自由がある身分になれるようです。
兵役中の兵隊がもらう給料は月額8000円くらい。

学校のグループレッスンの中で、『もし自分の人生で過去に戻ってやり直しができるならいつがいい?』って質問で、ある友達が『military serves(兵役) の後がいい。もう一度兵役に就くのは嫌だ!』って言ってたのが印象的でした。

環境面に関して。

どこの部隊に所属するかが重要で、ある部隊では訓練中に目が見えなくなったり、負傷したりするようです。
ただ、軍に従事している医療機関があまり良くないらしく、多くの兵は休みを取って、自分が普段から通っている医者に行くようです。
その友達は、何よりも変えて欲しいのは医療機関の質だと言ってました。

あと、『兵役中は北からの脅威についてどのように考えてたのか?』と聞くと彼は、『北朝鮮が攻めてくる可能性は低く、今北がやってる事はほとんどがパフォーマンスだ。』と言ってました。

なので、そこまで危機感とかがある感じではなく、兵役に就く必要があるからその期間だけ就くという、一種の通過儀礼のような位置づけのように感じてたようです。

最後に兵役のメリットについて。

多くの韓国の友達は『兵役はもうやりたくない』と言うんですが、それと同時に『兵役をやって良かった』と言っています。

と言うのも、兵役中の礼儀や作法の教育がしっかりしているので、知識量が増え、立ち振る舞い方を知ることができ、圧倒的に体力や忍耐力がついたと。
その結果、『韓国では男と女の間で知識格差があるんだ。』って言ってました。

あと、これは実際に聞いた事ではなく、僕の実感ですが、部隊や時期は違えど同じ兵役をこなしたことによって、ある種の一体感や仲間意識が韓国人の間で生まれてるなと思いました。
そのメンバーが将来企業を担う役割になった時に、強いチームワークを生み出すことで韓国の企業は伸びたのかなーと。

『戦争が起こらない』と言う大前提の元で考えると、兵役のような時期がある事は大きなメリットを生むのかなーと思いました。
まぁ現実問題、今の日本でやるのは難しいし、無理だとは思いますが。

次に慰安婦問題について。

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慰安婦問題については、ある日の昼食に食堂でご飯を食べながら今まで行ったことのある国について話をしている時にある友達が、『comfort women』の事は知ってる?って聞いてきたことから始まりました。

最初『comfort women』の意味がわからなくて、何の話をしてるんだろうと思ってたんですが、google翻訳で調べると、それが慰安婦だと言うことがわかりました。

彼は『慰安婦問題について日本人がどう考えているか?知りたいと思っているけど、どの日本人に聞いても良く分からないって言われて話が終わっちゃうんだ』と言ってて、これは日本人として大問題だ!と言うことで時間を作って話すことにしました。

話したときの会話の流れをそのまま書いたので、読みにくかったらすみません。

まず最初に慰安婦がいたかどうかについて話しました。

僕は『今の風俗嬢のような、お金を貰ってそういうことをする人がいたが、それらは全て募集して集めたもので、強制ではない』という主張をしました。

彼は『韓国人は仕事があるからと集められ、そこに行くと実はその仕事が慰安婦だった。だから強制だったし、中には惨殺される人もいて、その証拠写真がこれだ!』と当時の募集票の写真や韓国語と日本語翻訳がされているサイトのページを見せてきました。

35年間の支配や滞在していた部隊の多さから100パーセント強制的な行為や殺害事件がなかったとは言えないので、一旦慰安婦がいたとして話を進めました。

その後、仮に強制的な慰安婦がいたとして、その人たちが被害について日本の安倍首相に認めて欲しいという主張をしたが、安倍首相がそれを認めなかったことについてどう思うか?という話になりました。

僕は『それを認めさせるのは難しい。と言うのも2015年に日本と韓国の国家間で慰安婦事件に関して話を終わらせましょう!って言う締結(日韓合意)をして、その際に日本は韓国に対して支援金を送っている。もちろん、第二次世界大戦で負けたから、その前からずっと賠償金を払っているし。
国家間で決まったことを、個人→国で主張して認めさせるのは無理だ。もし、この件に関して問題提起するならまず韓国の政府に言うべきだし、もし、今回の締結を破棄するならその際に払った支援金は返却すべきだと思う。』と言う主張をしました。

これに対して、彼は『でも、強制的な慰安婦がいたのは事実だからそこに対して認めないのはおかしい。ドイツは現在もユダヤ人に対して支援金を行なっていることを知ってるか?ドイツは第二次世界大戦で犯した罪に対する支援をずっとしてるのに、日本が辞めるのはおかしい。日本は韓国に対してひどいことを行なったのだから。』と言ってきました。

この意見に対して、僕は『ではなぜ日本とドイツが支援をせざるを得ない状態になったか知ってるか?それは戦争に負けたからだ。もし、本当に仮の話だが日本やドイツ・イタリア軍が第二次世界大戦の時に勝っていたら、韓国に賠償金を払うとか、行なった行為に関して支援を行うとかそう言う事態は起きてなかっただろう。そう言うお金は全て負けた国が払うものだからだ。
それに、1900年前後の植民地支配の中で確実に植民地支配後に多くの征服された国で強制的な慰安婦はたくさんいたし、殺害もあった。だから今の多くのアジアの国でいろんな肌の色の子どもがいるし、実際にフィリピンでも混血児が多くいる。日露戦争の時にソ連軍のバルチック艦隊が泊まった寄港地では、どこも慰安婦だらけだったと言う資料も残っている。
では、なぜこれらの国が処罰されないのか?それは戦勝国だからだ!勝った国が全て自分達の都合のいいように解釈して作るから負けた国の問題になって、賠償金支払いの義務が生まれる。日本は第二次世界大戦で負けたから韓国やその他の多くの国に賠償金を支払った。』と主張しました。

この話をすると、彼は一瞬止まってそれは本当のことか?と言う反応をしたあと、考え直して『それでも日本が行なった行為は悪いことだそこの認識はあってるか?』と聞いてきた。

あまりにも日本が行なった行為を悪く言われるので、ベトナム戦争時の韓国兵の話をした。

ベトナム戦争時に傭兵として戦争に参加した韓国人は、ベトナム人の村を見つけると、村の人を全て殺して、女性にはレイプ→殺害。全ての金品を略奪していたと言う事実をベトナムを旅していた時に、多くの博物館で資料として確認して知ってたので、韓国人が行なった行為についてはどう思っているのか?と確認してみた。

また、日本は韓国に対してその罪を償う為に賠償金を払ったが、韓国はベトナムに関して何もしてない。仮に虐殺・レイプを日本が行なっていたとして、日本は罪を認めて賠償金を支払っているが、韓国は何も行っていない。日本の方がまだ誠実だと思うが?と言う風に聞いてみた。

すると、彼は『もちろんベトナム戦争時に虐殺、強奪、レイプをしていたのは知っているが、そこに政府は関与していなかった。だから国が責任を取る必要はないし、国の問題ではない。それに対して、日本は政府が慰安婦を作る事を許容して、慰安婦を管理する施設も作っていた。国がこのことに関与して動いていたという事実が一番の問題であり、国が関与していたから国が責任を取るべきだ』と言ってきた。

彼からすると、行為に対して国が関与したか?していなかったか?が一番の問題らしい。

僕は『当時を振り返ると、日本が慰安婦を管理することは当然の事だと思う。と言うのも満州事変が1931年からずっと続いていて、ずっと戦時中だ。満州国への兵の供給ラインである朝鮮にいる兵が変な事をして、戦えない状態になったり体調不良になると大問題だから、性的な感染経路になる可能性がある慰安婦が病気にかかってないか確認したり、生活を管理したりするのは当然だし、軍の規律を守る為に政府がそれに関与することは当然だと思う。だって、そこが戦争の戦場となり、ずっと戦争が行われていたのだから。
韓国は南北戦争の後、国の体制がしっかりしてない状態でベトナム戦争が始まり、傭兵として出て行った兵士を政府が管理できていなかったのは、政府の力がそこまで及ばなかったからだ。
行なった行為・行動は同じだからそこに差はない。』と主張しました。

それでも行なった行為に関して政府が関わったか関わってないかが一番の問題だとずっと言ってくるので、結局今日の話をしてどうしたかったのか?と聞いてみると、彼は『日本が韓国に行なったことが悪であると言う自分の意見を僕に主張し説得し認めさせたい』と言ってきた。

それは無理だ。と伝えた。
なぜなら僕は歴史感に関して自分で勉強して、自分なりの解釈や理解があるから、彼の意見を一つの側面として捉える可能性はあっても、彼の意見に傾倒されることも、彼の話の根拠が正しいとも思えないからだ。

結局国が関わったことが、問題になるか?ならないか?という話をいろんなたとえ話を交えながら続けていると就寝時刻の12時になり警備のおじさんにもう部屋に帰れ!と言われ、それで一旦話は終了した。
気づけば2時間ほど話をしていたようだ。

結局それ以降話す機会がなかったので、この状態で話は終了。
話の後も彼とは同じグループクラスを取ってるので、普通に挨拶し、普通の会話をして普通に過ごしてました。

今回の話で、新しい歴史に関する考え方や捉え方を知れたし、自分の知識が足りてない部分もわかったので、また調べてみようと思う。
それにしても、Google翻訳を使いながらでも、英語でこれだけのことが話せるようになったのは嬉しかった。

その後調べた内容はこちら↓
日本と韓国の歴史について調べてみた〜旅に出る前に必要な歴史の知識〜

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